患者の世話や夜勤など、仕事に体力が必要となる看護師は体力作りが重要となる。自身のパフォーマンスを落とさずに働くためには持久力が求められ、運動することで向上させることが可能だ。特に効果的なのが有酸素運動で、継続して行うと疲れにくい体を作ることができる。忙しい看護師には、激しい運動よりも軽めの運動の方が向いているだろう。散歩感覚で行うウォーキングやリラックス効果のあるヨガなど、体に軽めの負荷をかける運動でも十分効果を感じられる。また、適度な疲労は睡眠の質を向上させるため、寝つきがよくなる可能性もあるのだ。寝不足は体力不足の原因の一つであるため、適度な運動などによって解消することが重要だろう。
体力作りには、筋力をつけることも欠かせない。重い物を持ち上げたり、長時間立ったりしていることが多い看護師は、体に疲労が蓄積しやすい仕事といっても過言ではないだろう。腕が上がらない、足が痛いなどを防ぐためには筋力をつける必要がある。筋力をつけるには、自重トレーニングが効果的だ。自身の体重を負荷として利用するトレーニング方法で、特別な器具は一切必要ない。腕立て伏せやスクワットなどその場でできるトレーニング方法のため、職場でも鍛えられる。初心者は少ない回数から始め、慣れてきたらセット数や回数を増やしていくと成果が出やすい。足りない筋力の部位を重点的に鍛えることも可能だが、全身を鍛えることで体全体のバランスを整えられる。